中学校を卒業してすぐの春休みのこと。
SixTONESのYouTubeを見漁ってる中でこんな動画を見つけた。
それは、あたしが初めてフルで聴いたSixTONESの曲。
「NEW WORLD」だった。
SixTONESがデビューしておよそ1〜2ヶ月して、彼らのファンになった。
SixTONESの過去のこと、つまり彼らのジャニーズJr.時代のことはよく知らない。
それでも、「NEW WORLD」は彼らにピッタリの1曲だと感じた。
良い曲だな。
1発目からそう思った。
どんどん「NEW WORLD」という曲が好きになった。
初めてフルで聴いて、初めて好きになったSixTONESの曲だった。
そして、ひとつの節目を迎えた。
あたしは高校生になった。
そこの道を自ら選んだとはいえ、クラスメイトに中学校時代から知っている人は誰もいない。
入学から1日か2日くらいで、ある程度のクラスメイトが一緒にいる人を見つけていた。
あたしにはいなかった。
一緒にいるところに割り込めるメンタルは持ってない。
他の1人でいる人に声をかける勇気も持ってない。その人のことを邪魔することになりかねないからとすら思った。
そもそも人と関わること、声をかけることが苦手だ。しかも相手は全く知らない人だ。性格上それは至難の業と同義である、いや至難の業だ。
そして、あたしは、
入学式の2日後にはもう泣いた。
先生と1 : 1で面談したら、話してる最中に不安に押しつぶされて泣いてしまった。
さて、翌日。
学校に行くバスの中で、頭の中で好きな曲を思い返して気を紛らわすことにした(この日は学校に携帯を持って行ってなかったので…)。
その中の1曲として、「NEW WORLD」を思い返した。
そしたら2番に差し掛かって泣いた。
2番の歌詞が沁みた。
そして、その時少しばかり、SixTONESに、「NEW WORLD」に、あたしは背中を押された気がした。
今はとても楽しく学校生活を送れている。
もし「NEW WORLD」をその頃に聴けていなかったら、前を向くまでにもっと時間がかかっていたかもしれない。
不思議なめぐり合わせだと思った。
「NEW WORLD」
それは、あたしのTeam SixTONESとしての原点であり、いち高校生、1人の人間として大切な1曲。