いざ“その時”が迫ると、何も言葉が思いつかなくなるものだ。
彼ら自身の人生を左右するほどの大きな決断に、多くの人が驚いたあの日、あの時。
それからの約半年、特別ファンというわけでもないのに、彼らのパフォーマンスのひとつひとつを可能な限りなんとしてでも噛みしめようとする自分がいた。
悲しいことに、“最後”への恐怖が未だに拭えなくて、向き合いきれなかったものがたくさんある。
それでも、頑張って向き合った5人最後の晴れ舞台。これまでの道のりが確かに身に沁みる選曲もさることながら、1番胸に響いたのは何より5人それぞれの姿だった。涙を堪えながら歌う姿も、最後まで笑顔で歌い続ける姿も、5者5様の全てに響いてくるものがあった。
みんなが憧れるジャニーズアイドルの代表格のような人たち。思えば、私は他のグループのファンの立場から、彼らの輝きを何度羨んだのだろう。
影響力も大きく、キラキラと輝きを放つ彼らがなんだか羨ましかったし、正直嫉妬したこともあった。でも、いつしか好きになってきていた。これからこの5人はどうなっていくんだろう、楽しみだな、その矢先だった。
一丁前にびっくりしたし、悲しくなった。
“ずっと”なんて言葉は実は脆くて儚い。知りたくもなかった現実だった。
だから、彼らの足跡の一部を少しでも噛みしめたくなったのかもしれない。
そう思うぐらい、魅力あふれるメンバーが揃ったグループだったと私は断言できる。
5人でいるのが最後なんて信じられないし、信じたくない。どれだけそう願っても、いよいよそんな言葉すら通用しない時がやってきた。
6人で始まり、5人でここまで紡いできた物語。どんなストーリーだったのか、それはきっとメンバーとファンが誰よりも知っている。
5人での最後のステージ。
泣きながら笑い、涙を浮かべ、笑顔を貫き、溢れる想いを堪え、“最後の一言”に託す。
みんなが見せた涙も笑顔も、「King & Princeでいてよかった」という想いの表れだと思うし、そう信じていたい。
旅立つと自分で決めたって、いざその時が近づけば寂しさは募るし、あっけらかんとしていたって、何も感じていないわけじゃない。
それぞれの新たな道へ進む3人と、2人で新たに歩き出すKing & Prince。
これからの道のりは一体どうなっていくだろう。
そこに何が待っていても、みんなが「この道を選んでよかった」、そして「King & Princeの一員でいられてよかった」そう思える未来が来てほしい、と願うばかり。
なんだかんだ、私自身も幸せをお裾分けしてもらっていたなぁと思います。
何よりの感謝を。本当にありがとう。
そして、旅立って新たな道に進む3人も、これからまた物語を綴り続ける2人も、各々の信じた道を、色々な経験や出会いを楽しみながら進んでいってください。
I want you guys to lead your own wonderful life. Thanks a lot!!!!!!
At last, the story of King & Prince will be continued...