オタ活してると気にする、もしくは気になる人も多いであろう「数字」。
「数字」は、ここでは主にCDやDVDといった音楽作品・映像作品の売上高のことを指しています。
この「数字」について、今日は自分なりの考えを綴ってみたいと思います。
まず、私はオタ活のモットーとして、「正しく楽しくマイペースに」を掲げています。
でも、「マイペースに」はのちのち追加したフレーズ。このキッカケや意味を説明したいと思います。
キッカケは今年の夏、Twitterで、とあるCDの売上枚数を上げたい、上げなくてはっていうことを言っている人を見かけたということ。
それがとても大事な指標であることは間違いないから、その考え方を完全否定はしたくないし、するつもりも全くない。
でも、なんかモヤモヤするんです…。
本当に売上枚数を稼ぐことが全てなのだろうか、と。
確かに、CDにおいて、売上枚数は大きく注目されるポイントです。
とはいえ、その枚数を何人が買ったか、というのを考えると、同じ作品、ひいては同じ形態を1人で何枚も何枚も買っていたとしたら。
これでは、数字に対してどれだけの人に届いたかという数が必然的に少なくなってしまいます。
欲を言うなら、私もCDは全形態揃えたい。
でも、出費のことや、自分の将来を考えると、そういうわけにもいかない。だから、1枚は必ず買う、残りはのちのち余裕ができてから、と自分の中で決めています。
同時に、私が大切にしたいなと思っていることがあります。
それは、“作品に込められた作り手の想い”。
どうしても全形態揃えられない、私はそのことに引け目を感じていました。
だからこそ、“売上枚数を稼ぐ”ことへの疑問が生まれたのではないか、とも今は思います。
売上枚数が大事なのは分かっている。
でも、売上枚数だけに気を取られたくはない。どんなに売れてほしかったとしても、色んな人に知ってもらいたかったとしても。
売上ばかりに走って、色んな想いが込められた作品を粗末に扱うことになるのは絶対に嫌だから。
もちろん、ミリオンを達成したとか、売上において大きな記録を達成できたら、私もとても嬉しい。
でもそれ以上に私は、作品に込められた想いを、受け取る側の私たちが大切にするのが、実は重要なのではないかと思うんです。
全てじゃなくても、受け取れる限りのものをきちんと受け取り、それを心から大切にする。それが、受け取り手の使命であり、責任だと私は考えています。
CDと同じように売上の指標が出るDVDや、雑誌、グッズなどもそう。
もし、“買えない”ことに引け目を感じているなら、少しこのことを考えてみてもいいかもしれません。
“果たして本当に、買うことが全てなのか” を。
だからこその「マイペースに」という言葉。買うのも推すのも自分なりのペースで、という意味合いです。
推せるタイミングで推す、熱狂的でもゆったりでもいいと思うから。
CDの購入についてもも、1人が100枚より、1人1枚での100枚のほうが、より伝わり方も大きいと思います。たくさん買ったなら誰かにあげてもいい。そうやって他の人に勧めることも方法の1つです。
“売上”だけじゃ分からない、指標では見えない部分も、大切にしていきませんか。